名古屋をはじめとする愛知県内で、浴室の介護リフォームや入浴補助を検討している方にとって、バスリフトは有力な選択肢の一つです。特に、浴槽をまたぐ動作や浴槽内での立ち座りに不安がある場合、入浴する方と介助する方の双方の負担を軽くできる可能性があります。
ただし、バスリフトは「浴室リフォーム工事」として考えるよりも、介護保険の福祉用具貸与や浴室環境の見直しとあわせて検討するのが現実的です。まずはケアマネージャー、地域包括支援センター、福祉用具貸与事業者に相談し、浴槽の形状・身体状況・介助方法に合うかを確認しましょう。
情報確認日:2026年6月4日
バスリフトとは?
バスリフトとは、浴槽への出入りや、浴槽内での立ち座りをサポートする入浴補助機器です。代表的な製品では、電動でシート部分が昇降し、座った姿勢で浴槽内に入れるように補助します。
たとえばTOTOのバスリフトは、浴槽での立ち座りや出入りをサポートし、充電式のため大掛かりな電気工事が不要と案内されています。
特に、以下のような方は検討しやすいケースです。
- 浴槽をまたぐ動作に不安がある方
- 浴槽内で立ち座りするのが難しい方
- 膝や腰に痛みがあり、入浴時の動作を減らしたい方
- 介助する家族の腰や身体への負担を軽くしたい方
- 座位をある程度保てる方
一方で、座った姿勢を保つことが難しい場合や、浴槽の寸法が合わない場合は、バスリフト以外の入浴補助具や浴室改修を検討する必要があります。
バスリフトを設置・利用するメリット
バスリフトは、入浴時の「またぐ」「沈む」「立ち上がる」といった負担の大きい動作を補助するための機器です。身体状況や浴槽環境に合えば、入浴時の不安を減らしやすくなります。
介護を受ける方のメリット
- 転倒リスクを減らしやすい
浴槽をまたいだり、浴槽内で立ち上がったりする動作を補助できます。 - 膝・腰への負担を軽くしやすい
深くしゃがみ込む動作や、低い位置から立ち上がる動作を減らせます。 - 入浴への不安を和らげやすい
安全に使える環境が整うと、入浴時の緊張や怖さを軽くできる場合があります。
介護をする方のメリット
- 抱きかかえ介助の負担を減らしやすい
無理な姿勢で支える場面を減らせるため、腰への負担軽減につながります。 - 介助手順を安定させやすい
毎回の動作が機器によって補助されるため、介助の流れを整えやすくなります。 - 事故への不安を減らしやすい
本人の身体状況に合う機器を選べば、介助者側の心理的な負担も軽くなる可能性があります。
バスリフトの種類と検討しやすい使い方
家庭用のバスリフトは、浴槽に後付けして使うタイプが代表的です。施設向けの大型リフトや天井走行式リフトとは目的や設置条件が異なるため、家庭の浴室では「今の浴槽に合うか」を最初に確認します。
| 種類 | 特徴 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 浴槽設置型 | 浴槽の上に設置し、シートを上下させて入浴を補助するタイプです。 | 浴槽の幅・長さ・高さ、浴槽リムの形状、耐荷重を確認します。 |
| 可搬・簡易設置型 | 工事を抑えて導入しやすいタイプです。製品によって設置条件が異なります。 | 毎回の設置や取り外しが家族で無理なくできるかを確認します。 |
| 施設・大型リフト型 | 介護施設や広い浴室で使われることが多いタイプです。 | 一般家庭では浴室スペースや導入費用の面で適さない場合があります。 |
家庭用バスリフトの設置イメージは、TOTO公式サイトのバスリフト製品情報で確認できます。
ポイント:バスリフトは、浴槽の形状や寸法によって設置できない場合があります。製品を選ぶ前に、福祉用具専門相談員や施工業者に浴室を確認してもらうと安心です。
バスリフトの選び方
バスリフトを選ぶときは、価格だけでなく、身体状況・浴槽寸法・介助者の使いやすさを合わせて確認することが大切です。
- 耐荷重
使用する方の体重に対して、十分な耐荷重があるかを確認します。 - 浴槽への適合
浴槽の幅・長さ・高さ、浴槽リムの形状、浴室内の動線を確認します。 - 操作性
リモコン操作が分かりやすいか、本人または介助者が無理なく扱えるかを確認します。 - 安全性
姿勢保持、滑りにくさ、緊急時の対応、介助者が支えやすい構造かを確認します。 - 清掃性
浴室で使う機器のため、汚れや水あかを清掃しやすい構造かを確認します。 - レンタル・購入・工事のどれで考えるか
介護保険を利用する場合は、購入よりも福祉用具貸与で検討するケースがあります。
名古屋・愛知県でのバスリフト費用と介護保険の考え方
バスリフトの費用は、購入するか、福祉用具としてレンタルするか、浴室改修とあわせて行うかで考え方が変わります。特に介護保険を利用する場合は、住宅改修費・福祉用具貸与・福祉用具購入費を分けて確認しましょう。
| 制度・方法 | 主な対象 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 福祉用具貸与 | 移動用リフトなどのレンタル | バスリフトは「移動用リフト」として扱われる場合があります。要介護度や身体状況によって利用可否が変わります。 |
| 福祉用具購入費 | 入浴補助用具、移動用リフトのつり具など | 購入費の対象品目は限られます。バスリフト本体の購入とは分けて確認が必要です。 |
| 住宅改修費 | 手すり、段差解消、床材変更、扉の取り替えなど | バスリフト本体ではなく、浴室内の手すり設置や床材変更などが対象になる場合があります。着工前申請が必要です。 |
| 自費購入・自費工事 | 保険対象外の機器・工事 | 製品代、設置費、浴室改修費を含めて見積もりを確認します。 |
厚生労働省の案内では、福祉用具貸与の対象種目に「移動用リフト(つり具の部分を除く)」が含まれています。一方、住宅改修の対象は、手すりの取付け、段差の解消、滑り防止のための床材変更、引き戸等への扉の取替えなどです。詳しくは、厚生労働省の福祉用具・住宅改修に関する情報で確認できます。
名古屋市の介護保険住宅改修費は、要支援・要介護度に関係なく、居住する住宅に対して一人あたり20万円までが利用限度額です。自己負担は原則1割ですが、所得に応じて2割または3割になる場合があります。また、着工前に区役所または支所への事前申請が必要です。詳しくは、名古屋市「住宅改修費の支給」をご確認ください。
福祉用具の購入費については、名古屋市では1年間で10万円までの利用限度額があり、対象となる福祉用具の種類が定められています。入浴補助用具や移動用リフトのつり具などが対象に含まれますが、購入前に対象品目かどうかを確認してください。詳しくは、名古屋市「福祉用具の購入費の支給」をご確認ください。
費用確認の目安:バスリフトは自費購入では高額になる場合がありますが、福祉用具貸与を利用できる場合は月額レンタルで検討できることがあります。レンタル料金や自己負担額は事業者・地域・負担割合によって変わるため、見積もり時に必ず確認しましょう。
名古屋市・愛知県の相談先
制度の利用可否は、本人の要介護度、身体状況、住宅状況、利用する事業者によって変わります。先に工事や購入を進めるのではなく、次の順番で確認するのがおすすめです。
- 担当のケアマネージャーに相談する
- 地域包括支援センターや区役所の介護保険窓口に確認する
- 福祉用具貸与事業者に浴槽寸法や身体状況を見てもらう
- 必要に応じて介護リフォーム業者に手すり・床材・扉などの改修を相談する
【名古屋市】
- 介護保険住宅改修費:お住まいの区の区役所福祉課または支所区民福祉課
- バリアフリー化に関する補助:名古屋市「バリアフリー化に関する補助」
- 確認したい検索語:「住宅改修費」「福祉用具貸与」「福祉用具購入費」「バリアフリー化 補助」
【愛知県】
- 愛知県全体では、市町村別の住宅リフォーム支援制度を検索できる案内ページがあります。
- 公式情報:愛知県「住宅リフォーム」
- 確認したい検索語:「住宅リフォーム 支援制度 愛知県」「市町村 住宅改修 補助」
補助制度や介護保険の扱いは年度ごとに変更される場合があります。工事・購入・レンタルを決める前に、必ず最新情報を確認してください。
よくある質問(FAQ)
バスリフト本体は介護保険の住宅改修費で補助されますか?
バスリフト本体は、住宅改修費ではなく福祉用具貸与の対象として検討されることがあります。住宅改修費は、手すりの取付け、段差解消、滑りにくい床材への変更、扉の取り替えなどが中心です。
バスリフトはレンタルできますか?
介護保険の条件に合う場合、移動用リフトとして福祉用具貸与でレンタルできることがあります。ただし、要介護度や身体状況によって扱いが変わるため、ケアマネージャーや福祉用具貸与事業者に確認してください。
バスリフトと手すりはどちらを先に検討すべきですか?
浴槽をまたぐ動作だけが不安な場合は手すりや浴槽台で足りることがあります。浴槽内での立ち座りが難しい場合は、バスリフトを含めた福祉用具の検討が必要です。身体状況と浴室環境を確認してから選びましょう。
まとめ
バスリフトは、浴槽への出入りや浴槽内での立ち座りを補助し、入浴時の不安や介助負担を軽くできる可能性がある福祉用具です。ただし、すべての浴室に設置できるわけではなく、浴槽の形状、身体状況、介助方法、介護保険の条件を確認する必要があります。
名古屋市や愛知県内でバスリフトを検討する場合は、まずケアマネージャーや地域包括支援センターに相談し、福祉用具貸与・住宅改修費・福祉用具購入費のどれが使える可能性があるかを整理しましょう。そのうえで、必要に応じて浴室の手すり設置、床材変更、扉の変更などの介護リフォームもあわせて検討すると、より安全な入浴環境を整えやすくなります。
施工・相談対応エリア
名古屋市全域
千種区、東区、北区、西区、中村区、中区、昭和区、瑞穂区、熱田区、中川区、港区、南区、守山区、緑区、名東区、天白区
尾張地域
一宮市、春日井市、小牧市、瀬戸市、犬山市、江南市、稲沢市、尾張旭市、岩倉市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、長久手市、東郷町、豊山町、大口町、扶桑町
三河地域
豊田市、岡崎市、豊橋市、刈谷市、安城市、西尾市、碧南市、知立市、高浜市、みよし市、幸田町(一部遠方エリアは要相談)
※上記以外のエリアもご相談ください。

全国の優良業者を厳選紹介。壁紙・床・水回りなど、様々な工事に対応。お困りごとは今すぐチェック!

